abyss bag（アビスバッグ）とは

シンプルで個性的に見えて、そしてクール

abyss bag（アビスバッグ）は、一枚革でできた構築的で深淵な黒の究極のバッグです。
その特徴的な四角いシルエットは、数ミリ単位で職人が創り上げた黄金比で構築した芸術的なもの。
デザイン、技術、素材、全てにこだわり究極まで洗練されたシンプルなのに個性的でクールな黒のバッグです。

黄金比が生み出す0.1mm以下まで計算された構築的シルエット

abyss bag（アビスバッグ）が醸し出す美しさは、数ミリ単位で計算され尽くしたそのシルエット。
地球上で最も美しいとされる1：1.618の黄金比率設計。
見た目に美しいのはもちろん、肩にかけた時には体に沿ってくったりと曲がるようにし、バッグとしての美しさを追及しました。

構築的なシルエットを可能にした特別な一枚革

この美しい黄金比を生み出すには、革選定が非常に重要でした。
一般的に、「素材原価の高い革＝良い革」と思われていますが、そうではありません。
当然ながら、粗悪品から良いものは生まれませんが、かといって非常に高価な革を使えば良い作品になる、というわけでもありません。
作品の魅力を最大限に引き出すための素材をどう選ぶのか。それは作り手の職人が違えば千差万別になります。

今回使用した素材は一般的なスムースレザーではなく、折って使用してもシワがつきにくいシボ感のあるプレミアムレザー。シボ感のある革の中でも、シルエットの美しさが表現される革の種類、厚さ、芯材の最適解を幾度となく試作し完成しました。

・バッグとして直線的なソリッドな美しさが保たれること。
・肩にかけた時に形が浮いた不恰好にならないように、設置面の持ち手部分がくったりと肩に沿うこと。

この二つを可能にさせるために、非常に繊細に設計された職人のこだわりが詰まっています。

芯材を使わない特殊設計

通常、カバン作りの際はハリ感を出すために芯材を入れて調整します。
しかし、abyss bag（アビスバッグ）は持ち手と本体が一体となったフォルム。
この形は、肩にかけた時のくったりとしたディティールの表現が非常に重要でした。
芯材を入れてしまうと、持ち手部分がくっきり浮いてしまい、体との一体感がどうしても消えてしまいます。この表革の厚みを0.1ｍｍ単位でコントロールし、裏地にしなやかな豚革を合わせることで、絶妙なハリ感に仕上げました。

肩掛け・手提げ・クラッチ。全てが美しい3WAY

直線的なソリッドなバッグだからこそ、持つ人の雰囲気に合わせて美しさが引き立つものにしたいと考えました。手提げ、肩掛けはもちろん、折り曲げてクラッチバッグのように使っても美しさが引き立つように設計。特に素材をスムースレザーにしてしまうと、確かに上品な雰囲気ではあるが、折りシワができてしまい、シワの深いカジュアルな雰囲気に。
経年変化の楽しみではあるものの、モードな雰囲気とはやや外れてしまうため、どんな使い方をしても上品さが保たれるような、曲げシワが少ないシボのある素材を選定。
シボ感も大きすぎるカジュアルなものではなく、きめ細かいこのバッグにふさわしいバランスを厳選しました。
さらには肩掛けした時に、革全体が体に当たってしまうため、摩擦・色落ちに強い素材を厳選し、abyss bag（アビスバッグ）に相応しい革を職人自ら厳選して使用しています。

abyss bag（アビスバッグ）は底面のマチも含めて一枚革を前後で張り合わせて作っています。
縫い線など余計な装飾はこのバッグには相応しくないと考えました。
特徴的なカタチであるからこそ、それ以外はシンプルに削ぎ落とし、革の質にも妥協していません。
このバッグが作れるのは革1枚から、取れても2つ、場合によっては1つだけしか作れません。
シボの形でも革1枚1枚で表情が異なるため、世界に一つしかない作品になっています。

細部の細部までこだわりを反映させた縫製

長く美しく使えることが重要だと私たちは考えます。
そのためには作りを妥協しません。バッグの縁のコバは、場所によって仕上げ方を変えています。
持ち手の肩にかける部分は本体と同じ革を厚みを抑えて使用。
肩に直接触れてしまう部分なので、色落ちせず、そして型崩れが起こりにくいように、厚みを残した革テープを巻いて仕上げています。

バッグの周囲は、耐久度・修理のしやすさを考慮して「本磨き」という仕上げを採用しました。
貼り合わせたコバをカンナややすりで丁寧に整え、染料を入れて磨き込む。
これを繰り返すことで堅牢性を高めて、最後に蜜蝋を塗り上げて仕上げる工程を経ることで、このabyss bag（アビスバッグ）のソリッドなシルエットが完成しています。
万が一、コバが剥がれてきても再度塗り直しが可能なため、長く使っていただける仕様になっています。

今回、全て職人が一人で全面手縫いで仕上げています。
ステッチを入れるということは、革に切れ目を入れることです。
つまり、縫い目が大きいほど切れ目が大きくなり、バッグとしての強度が下がってしまいます。
強度を極力落とさず、バッグのダメージを減らすため、先端を尖らせた「目打ち」という道具を使って一つずつ極めて細かいステッチを開けて、手縫いで仕上げました。
万一、糸が切れてもミシン縫いのように糸がほつれない、本物の職人が作るからこそ可能にする技術です。

世界屈指の技術を持った職人が手縫いで一点ずつ作った芸術品

abyss bag（アビスバッグ）は、世界屈指の技術力を誇る「星野工房」のTomoya Hoshinoが一点ずつ手作業で作ったものです。その高い技術力で数ミリ単位で計算され尽くした黄金比のシルエットが完成しました。
プレミアムな素材を世界屈指の技術で創り上げた構築的で深淵な黒のabyss bag（アビスバッグ）はまさに芸術的な究極のソリッドバッグです。
海外の格安工場が作るものとは革自体も、製法も、バッグとしての機能性も、トータルデザインも全く違います。違いがわかる方にお届けいたします。

使い込むたびに表情が変わる。持ち主に寄り添うバッグ

abyss bag（アビスバッグ）はソリッドなデザインながら、堅牢さとしなやかさを兼ね備えるバッグです。
使い込むたびにソリッドな直線的なアウトラインはそのままに、ものが入って柔らかくなっていった革が少しずつ丸みを帯びていきます。
時と共にあなただけの世界に一つしかないバッグへと変貌していくのも、またabyss bag（アビスバッグ）の魅力です。

デザインも、使い勝手も妥協しない

デザインが優れていても、使い勝手が悪ければ長く使い続けてくれる愛されるものにはなりません。
A4の書類も13インチのMacBookも問題なく入るくらい実用的。日常使いにもしっかり頼れるアイテムです。
内装は使う人が自由に使えるように、あえてポケットはつけていません。余計なものは削ぎ落とし、シンプルでミニマムな哲学を反映しています。

また、今回内面に使用した素材は「豚革」です。
一般的なバッグの裏側には、表側と同じ牛革、もしくは合皮を使われることが多いもの。
しかし、牛革は強度はあるものの、重さがあるため、かなり使い勝手が悪くなってしまいます。
また、合皮では摩擦に弱く、使っていくと次第にボロボロになってしまし、長く使うことは不可能に。
そのため、耐久性が高くて軽量な豚革を贅沢に使用しています。
豚革を使うことで、スムーズなものの出し入れを可能にし、持ち運びの良さと美しさが長く続く最適なバランスになりました。
全てにおいて妥協も無駄も一切ない究極のバッグに仕上げています。

クオリティにも妥協しない。数量限定販売だからこそ提供できる最高のクオリティ。

abyss bag（アビスバッグ）は希少な一枚革を使用。海外有名ブランドと同等レベルの生産技術をもつ職人がこのバッグにふさわしい質感やコンディションを厳選しております。
バッグのクオリティを高く保つために、一つひとつのバッグを一人で生地の選定から全ての工程を手作業で制作。ひと針ひと針手作業で行っておりますので、販売数を10個に限らせていただきます。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

TOMOYA HOSHINO｜レザークリエイター

ぼくは普段、本当に革が好きな人へ向けて、世界にぼくのブランドでしか手に入れることのできない特殊な染色を使った本格レザーブランドを展開しています。この度、LUNA MELLIという新しいブランドを立上げ、ソリッドなモードな鞄を作らせていただきました。

ぼく自身、商品を作るときに大事にしていることがあります。
「永く使われることで、記憶に残っていく仕事」であること。

『長く続く』手仕事を目指して仕事をしてきましたが今回、流行と、新しい文化がわかる方の協力を得て、新しい文化と伝統的技術との融合を図ったカバンを作りました。

この鞄は持つだけでアートになる、と感じています。

そのために、大きさ、持ち手の穴のサイズといったデザインから、革の選定、縫製の際の穴のピッチ、エッジ（コバ）の処理までつくりにはとことんこだわり、小物づくりで培った技術を鞄づくりに注ぎ込みました。

小物は鞄と異なり、ゼロコンマ1ミリ単位で正確に作る必要があります。
鞄づくりにはオーバースペックなくらい細かい部分まで調整しながら作りました。
一つひとつ、ここを込めて作り、皆様へお届けします。

PRODUCT DETAIL

海外有名ブランドと同等レベルの生産技術をもつ職人が、生地の選定から縫製まで全て一人で手縫いで仕上げた、海外格安工場で作ったものとは革自体も縫製も、機能性も、トータルデザインも全て異なる大人なバッグです。
深い漆黒のバッグは、上品で大人なモードなコーデに寄り添います。
使っていっても経年変化がしづらい素材や作りをしているため、長く使い続けることを可能にしました。女性にも男性にも、大人モードな装いに合うミニマムなバッグですので、大切な人のギフトにもぴったりです。

ATTENTION

・湿った状態での摩擦や汗や雨などで濡れた場合などに他の衣料に色が移ることがございますので、ご注意ください

MATERIAL

・外装：牛革
・内装：豚革
(made in Japan)

SIZE & FIT

・横 37.0 cm
・縦 59.9cm
(1：1.618 黄金比設計)
・マチ 6cm（最大）

FEATURES

・直線的なソリッドの黄金比で構築されたバッグ
・世界でも有数の技術を持つ職人が生地選定から手縫いで仕上げ
・モードな雰囲気に合う、大人な深淵な黒のバッグです

＊職人が一つひとつ手作業で制作するため、納期まで１ヶ月ほど頂戴しております。ご了承ください。